我が家は、なんの変哲もないラハイナのフロントストリートから1ブロック山側の通りにあります。シャークピットビーチとカメハメハイキビーチの両方へ歩いて5分ほど。タウンまで歩いて7-8分と立地条件は抜群です。交通量は少なく、通る車はほとんど誰のものか分かるくらい小さなご近所です。
しかしながら、うちの近所には結構な方々が住んでいるんですよ。ローカルレベルから行くと、ナピリカヌークラブのコーチ、Nori Tihada。ナピリカヌークラブは今年のステートチャンピオンシップでAクラス優勝を果たしました!
ラハイナカヌークラブのマウイ最速レガッタクルーのステアマン、Bear Keahi。彼は、主人の最初のコーチでもあります。
アスリート系では、近所のビーチ沿いの大きな家に住む、Holden Smith。彼は、
NFL のフットボールチームのWide Receiver だったそうです。私は、フットボールにはあまり詳しくないので良く分かりませんが、たしかにビーチでフリスビーをキャッチするのはうまいです。うちのCoco にはかないませんけど。ずっと知り合いだったんですが、最近知った話なんです。
アーティスト系もいますよー。”サーフクラウン”というサーフィンの漫画を描いているCharllie Lyon は同じ通りに住んでいます。この独特のキャラクターは、Charlie と奥様、Leslie の合作。覆面サーファーが悪いやつらをやっつけるというヒーロー物で、昔のスーパーマンやバットマンを思わせるアメリカ漫画独特の表現が最高です。Charlie が今はもう売ってないよといっていたのですが、
Amazon.com で買えるようですね。

また、Ole Surfboard のフラワー柄のロゴもチャーリーのデザインです。よく見る Ole のロゴは、ひし形にOle の文字が入ったシンプルなものなんですが、実はその周りをプルメリアの花で飾った、女の子向けのロゴもあるんですよ。私のサーフボードにも付いてます。そのデザインを、Ole の友達でもあるCharlie がしたんです。また、トウインサーフィンで有名な 巨大波の Jaws (Peahi)の写真集の文章も彼と奥さんのLeslie の作品です。この本は、結構有名なので購入した方も多いのではないでしょうか?

漫画だけではなく、パームツリーを題材にした本格的アートもこちらでは大人気なんです。Wailea のホテルのギャラリーでCharlie の作品を購入することができます。このパームツリーシリーズは、私はすごく大好きで、是非家を買ったら、彼の大きな絵を購入したいと思っています。

もう一人超有名なアーティスト、
Christian Lassen もご近所です。まぁ、彼の場合は数多くある家の一軒なんですけど。いつも行くビーチにある大きな家です。うちのCocoは、彼の家の芝生の上にうんちをするのが好きで、いつもウンチを拾いに行きます。時々ビーチで会って挨拶する程度の知り合いですが・・・。いつも違うガールフレンドと一緒で近所の人たちも声をかけにくいんですよね。

もう一人、我が家のご近所の一番自慢できる有名人といえば、Uncle Snake Ah Hee でしょう!サーフィンをする方なら、ハワイで
”Eddie Would Go” のステッカーを一度は目にしていると思います。本を読んだ方もいらっしゃると思いますが、ハワイのサーファーたちのヒーローです。Snake はそのEddie Aikau になりかけた人なんです。
”Eddie Would Go”の本の中にももちろん登場します。写真は、ホクレア号クルー時代の Snake。若いっ・・・。

Eddie Aikau はハワイの伝統的な航海カヌー、初代
ホクレア号のクルーでした。1978年、ハワイの伝統的なナビゲーションシステムを利用して航海し、古代ハワイアンがタヒチから渡ってきた方法を証明しようという試みがこのホクレア号で行われました。星や太陽、雲の動き、鳥の動きなどの自然の合図だけを頼りに航海をする方法は、数少ないナビゲーターの後継者によって受け継がれてきています。現在のその第一人者は、
Nainoa Thompsonです。
その、初代
ホクレア号のクルーの中に、Eddie Aikau とSnake Ah Hee がいたわけです。当時、海をよく知るライフガードやサーファー、カヌーパドラーがクルーに選ばれました。Eddie Aikau は、オアフ島ノースショアのライフガードで、大波乗りのサーファーとしても有名でした。今も彼の名をとった、
Quicksilver Eddie Aikau CupがノースシュアのWaimea Bay で大きなスウェルがヒットしたときだけに行われます。Snake は、今も現役のサーファーですし、地元のロングボードのコンテストにも登場します。また、私も4年間所属していた、
カハナカヌークラブのゴールデンマスターズ(60歳以上のクラス)のクルーでもあります。
その二人を乗せた航海中マウイ沖にて、
ホクレア号は急な嵐にあい、転覆の危機に瀕してしまいます。その時、Snake は、自分のロングボードを取り出し、ラナイ島へ向けて救助を求めてパドルしだしたのです。しかし、悪天候にさえぎられあきらめてクルーたちの元へ戻りました。その後、ライフセイバー用のサーフボードを取り出してパドルアウトしそのまま行方不明になってしまったのがEddie Aikau なのです。幸い
ホクレア号のクルーは、翌朝全員救助されました。しかし、Eddie はそのまま行方がわからなくなってしまったのです。遺体を発見することもできませんでした。仲間を助けるために嵐の中をパドルアウトしていった Eddie は、多くの人々の共感を呼びました。大波乗りでもあったEddie への尊敬を込めて、今も、サーファーたちの車には、”
Eddie Would Go!-Eddieなら行く!”というステッカーは爆発的にヒットしました。うちの車にも貼ってました。

Snake Ah Hee は、Eddie になりかけた男。でも、Eddie の意思を受け継ぎ、その後ホクレア号の進歩に貢献し、若手クルーの育成に努め、ハワイアンの航海技術を受け継ぐ大切な役割を果たしています。多くのサーファーたちにも尊敬され、また、カヌークラブでももちろん英雄的存在です。ご近所さんとしても、とてもいい人で、みんなに慕われています。サーフィンで波待ちしていると、Snake を知る人は遠慮して彼に波を譲ったりしていますが、私があまり取れないで長いこと待ってていたりすると、ご近所のよしみで私に波を譲ってくれたりするんですよ。
この半径 500mほどの小さなコミュニティに結構な有名人がいるでしょう?私もいつか、近所を代表する功績を残したいものです。
Satoko